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『レバレッジ・シンキング』で学んだことを一人ビジネスに活かす

『レバレッジ・シンキング』で学んだことを一人ビジネスに活かす

「独立・起業から年数を経るほど楽になるどころか、いつも忙しく働いている」
「独立・起業して5年経つけど、売上・収入が頭打ちで伸び悩んでいる」

一人社長、フリーランスになると、よくあるお悩みだと思います。

年数を経るほど、時間の余裕やお金の余裕が生まれるようにするためには、仕組みが必要です。

特別な戦略や仕組みがなくても、経営者の方とのつながりを増やしながら、日々真摯に仕事を積み重ねていくと、ある程度のところまでは売上・収入が伸びていきます。

しかし、自分の時間を切り売りしてスキルを提供するような労働集約型のビジネスでは、自分の時間が有限である以上、売上・収入は頭打ちになります。

その上、自分が働くことをやめると、売上・収入も減るようなビジネスなので、常に忙しく働き続けることになってしまいます。

【補足】自分一人の時間は有限ですが、人を雇うことで時間の制約を突破できます。
雇用しなくても外注化で規模の拡大を進めることもできます。
いずれもマネジメント能力を要するため、ある程度まで伸びると別の課題にぶつかります。

この記事では、外注は少なめで、主に自分自身のスキルや知見を活かして活動しているコンサルタントやクリエイターの方など、一人ビジネス・フリーランスの方向けにお伝えしていきます。

そんなあなたにおすすめしたいのは、本田直之氏の著書『レバレッジ・シンキング』です。

昨日ご紹介した『エッセンシャル思考』とあわせて、私の働き方を変えるきっかけとなった本がいくつかあります。

『レバレッジ・シンキング』はそのうちの一冊です。

レバレッジ・シンキングのコンセプト

「一生懸命」働いている
「長時間」働いている
「努力」している

こういったことは、直接的に「成果」とは関係がありません。
ビジネスや仕事に対しての志や真摯な気持ちは大切だと思います。

ですが、一生懸命働いているのになかなか思うような成果が上がらず、常に仕事に追われていたり不安やストレスを抱えている一人社長・フリーランスの方も多いのではないでしょうか。

一方、時間の余裕や心の余裕を持って仕事をしながら、圧倒的な成果を上げて、高い売上・収入をさらに伸ばしている人たちもいます。

その違いは、「考え方」と「習慣」にあります。

レバレッジ・シンキングのコンセプトは、

「労力」「時間」「知識」「人脈」にレバレッジをかけて、少ない労力と時間で大きな成果を実現する

ということです。

「労力・時間1に対して成果が1上がる」という従来の考えで働いても、大きな成果は上がりません。
成果を上げようと思うと莫大な労力・時間が必要になり、仕事に追われる人生になってしまいます。
引用元:『レバレッジ・シンキング』

レバレッジ・シンキングを身につけ実践すると、「労力・時間1」に対して、上げられる成果は「10」「100」ひいては「∞(無限大)」にできる可能性があります。

その成果の差につながるのは、「パーソナルキャピタル(自分資産)」と「レバレッジ(てこの力)」です。

パーソナルキャピタル(自分資産)とは

資産と言っても、金融資産や不動産などのことではありません。

  • 労力資産
  • 時間資産
  • 知識資産
  • 人脈資産

本田さんは、これらを「パーソナルキャピタル(自分資産)」と定義しています。

日々の仕事で忙しく、成果を上げられていない人は、資産として体系的に構築していくという意識を持っていません。
逆に言うと、資産をつくらないから、日々に追われてしまうことになるのです。
引用元:『レバレッジ・シンキング』

個人的には、これが最大のポイントだと感じました。

「今」の時間・労力を投入するだけで、成果を10倍にするなど到底無理な話です。

作業の無駄を省いたり、手際が良くなったりしたくらいでは、せいぜい1.5倍の成果が限度だと思います。

パーソナル資産として「積み上げていく」ことで、その大きなパーソナル資産が、成果や収益を生んでくれます。

どんどん積み上がっていく資産が成果や収益に貢献するので、資産が積み上がるほど、より少ない時間・労力で、より大きな成果や収益を上げることが可能になっていきます。

そして、少ない時間・労力で大きな成果を上げられるため、時間の余裕が生まれてきます

その時間・労力を新たな種まきや資産の積み上げに投入していくことで、さらにパーソナル資産が増えていき、さらに余裕が生まれるという好循環になります。

では、「労力」「時間」「知識」「人脈」の各資産に対して、具体的にどのようにレバレッジをかけていくのでしょうか?

『レバレッジ・シンキング』の中でそれぞれ解説されていますが、個人的に特に重要だと感じたところを、実体験も踏まえてお伝えいたします。

労力のレバレッジ

少ない労力で大きな成果を出すために、一番重要なところです。

ポイントは、次の通りです。

  • KSFを見極める
  • 仕組み化する
  • 良い行動を習慣化・無意識化する

KSFを見極める

どんなに効率的に行おうと仕組み化しようと、ポイントがずれていたら無駄になります。

まずは、成果を出すために本当に必要なところ、本質的なところを見極めて、そこに時間・労力を集中投下することが重要です。

KSF(Key Success Factor:重要成功要因)を見抜く方法は、経験や知見、暗黙知によるところも大きいので、一朝一夕に身につくものではないかと思います。

しかし、常に「この案件のKSFは何だろう?」「この事業のKSFは?」と思考し、検証を重ねていくと、精度が上がってきます。

まずは、本質を見ようとする意識と、じっくりと考えを深く掘り下げていく時間が必要です。

無駄な労力を省いていくために、頭を使うことが多いので、常に頭がよく働くように、十分な睡眠・栄養・運動習慣も心がけます。

仕組み化する

ビジネスの「仕組み化」というのはよく聞く言葉ですが、実際に重要です。

戦略や仕組み化なしに、がむしゃらに働き続けても、いつまで経っても楽になりません。

私は以下を実践しています。

  • テンプレート・フォーマット化
  • チェックリスト化
  • 作業手順のマニュアル化(→ブログ記事としてアウトプット)
  • 「二毛作」「一石多鳥」の発想

コーディングやプログラミング、デザイン画像作成、ライティングなど、様々な業務でテンプレート化は可能です。

実際に、スキルや経験豊富なフリーランスの方は実践していると思います。

毎回ゼロから生み出すのではなく、大枠や流れを定型化したり雛形をベースとして着手することで、工数を抑えつつ十分な成果物を生産できます。

また、ビジネス設計やSEO対策状況を診断したり改善提案を行うコンサルティング業務では、チェックするポイントをチェックリスト化しています。

チェックポイント以外にその案件独自の重要ポイントに気づくこともありますが、なるべく都度チェックリストに組み込み、定期的にアップデートしていきます。

予めチェックリストを書き出しておくことで、チェックポイントを都度洗い出す労力・時間をカットできる上、対応スピードも上がり、チェックや提案の抜け漏れもなくなります。

チェックリストにのみ頼ると、その案件独自のポイントを見落とす可能性もあるので、コンサルティング業務では注意が必要ですが、最低限チェックリストは必要です。

スタッフを雇う場合は、テンプレート化やチェックリスト化しておくことで、スタッフにも任せやすくなります。

また、制作や改修作業のマニュアル化を行い、記事にして差し支えないものは、ブログ記事として更新しています。

これは始めてまだ半年弱ですが、非常に効果的です。最初に記事を書く時は時間がかかるのですが、2回目以降、その業務がかなり楽になります。

創業時から積み重ねておけば良かったと、本当に思いました。慣れると書くスピードも上がってきます。

業務が効率的になるだけでなく、自分の専門分野の情報を発信していけるため、Webから問い合わせや新規のご相談をいただくこともあり一石二鳥です。

少ない時間・労力で多くの大きな成果を得るためには、一石二鳥、または一石多鳥になるような働き方やビジネス設計が重要だと痛感しています。

本田さんは『レバレッジ・シンキング』の中で「二毛作」と表現しています。

「一石多鳥」は『ひとり社長の稼ぎ方・仕事のやり方』の著者・一圓克彦さんのお言葉です。

「スキルと時間を提供して対価をいただく」というフリーランス的な働き方・労働集約型ビジネスだけですと、ある程度まで収入が伸びていっても、忙しすぎる割に収入が頭打ちになります。

  • スキルやノウハウをテンプレート化・仕組み化して、時間あたりの収益を高める
  • それをコンテンツ化して、ブログやnote、SNSで情報発信していく
  • 情報発信していくと、Webから仕事の相談や受注が増えていく
  • ブログのアクセス数が増えたり、SNSのフォロワーが増えていくと、別の形でマネタイズできる
  • そのコンテンツで、セミナー・講座を行う
  • セミナー・講座を収録して、動画・音声コンテンツとして販売する
  • 顧客や同業他社に対して、コンサルティングを行う

など色々とレバレッジをかけて、収入の柱を増やしていくことが可能です。

時間のレバレッジ

時間をかけるほど、必ずしも成果の量や質が上がる訳ではありません。

その仕事に「どれだけ時間をかけたのか」ということ自体も、クライアントにとって価値にはなり得ないことです。

短時間で十分な成果を出すことが重要です。

脳神経外科専門医の築山節さんは著書の中で「脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要」と仰っています。

時間を区切ったり、締め切りを設けたり、逆算して考えるということは多くの方が行っていると思いますが、時間のレバレッジのポイントは、次の通りです。

  • 短時間で成果を出すと決める
  • 時間を区切る、締め切りを設ける
  • 時間割を作り、時間を天引きする
  • 固定的にとられる時間を極力なくす

まず、短時間で成果を出すと決めて、時間を区切ることで、高い集中力やパフォーマンスを発揮することができます。

私の場合は、今現在のパーソナル資産やビジネスの状況などを踏まえて、少し無理しないと実現できないルールとして「週3日しか働かない」と決めました。

その結果、生産性も上がり、さらなるパーソナル資産の積み上げや種まきを行うための時間の余裕も生まれています。

また、『レバレッジ・シンキング』の中では、自己投資の時間を決めて、予め予定を確保することが説かれています。

これは貯金と同様でよく推奨される「天引き」の考え方ですが、私は一人ブラック企業状態だった時には、種まきの時間を「天引き」しようとしても、うまく行きませんでした。

情報発信の必要性と効果と資産的側面は十分わかっていますので、毎朝2時間はブログを書く時間として確保しようとしました。

しかし、毎日のように何かの案件の納期やタスクの締め切りがあり集中できず、結局ブログ更新を先送りにしていました。

時間だけでなく貯金もそうかと思いますが、そもそも時間や収入に余裕のない人が、天引きしたところで結局その分も使ってしまいます。使わないと実際どうにもならないからです。

私は個人的には、毎朝2時間などほんの一部の時間だけ「天引き」しようとしても、結局「天引き」を続けられないため、発想を変えました。

私は、自己投資や種まきの時間を天引きするというよりも、膨張してしまいがちな働く時間の方を制限しました

その発想で色々と変革した結果、こうしてブログを書く時間を確保できています。

(一人ブラック企業状態体質を脱却する際に行ったことの要点や方向性は、noteにまとめました。)

また、定期的・固定的に時間を取られたり、縛られてしまうようなことを極力なくすことが重要です。

下請け案件や協業案件だとありがちなのですが、定期的なミーティングや移動時間などです。

固定費と同様、固定的に消費する時間は極力ない方が良いです。例え、週1回30分のミーティングでさえ、1年間で26時間ほどになります。

ミーティングやコミュニケーションによって、成果を高めることができるような必要な時間もあると思いますが、絶対に必要と言えないものはなくしていきます。

以前、経営者・起業家の方のつながりを増やしていくために、交流会やイベント、コミュニティなどに所属していた時は、色々とお付き合いがあったり、定期的に会に出席する必要がありました。

現在は、私にとって一番集中すべきなのは別のことなので、外に出かけて人とお会いするよりも、種まきの時間を確保することを最優先しています。

その他、「知識のレバレッジ」と「人脈のレバレッジ」についても、改めて重要性を認識させていただけることや新たな気づきがありました。

ぜひ『レバレッジ・シンキング』をお読みいただけたらと思います。

『レバレッジ・シンキング』と『エッセンシャル思考』

人生や仕事の目的・目標によって、積み上げていくべきパーソナル資産が異なります。

本当に必要なことを見極め、選び、集中するために、『エッセンシャル思考』の考え方も関連してきます。

「人生を通して自分が何をしたいかでしょうね。それが明確に決まっていると、あまり寄り道をしなくていいと思うんです」
引用元:堀義人氏『すごい人の頭ん中――すごい起業家』

「より少ない時間・労力で、より大きな成果を得る」ということは、『レバレッジ・シンキング』と『エッセンシャル思考』に共通しています。

そして、1日24時間365日と時間は皆平等にもかかわらず、生産性や成果に差があるのは、こういった「考え方」や仕組み化などの「習慣」の差だと感じます。

大きな成果を上げている人たちは、当たり前のように意識し実践してきているのだと思います。

ですが、私にはこの「積み上げ」や「レバレッジ」という意識がなかったので、非常に大きな学びや気づきとなりました。

様々なきっかけがあり、ビジネスの仕組みや働き方を変えることができたため、現在では週3日のみ稼働しています。

今後さらにパーソナル資産を積み上げて、稼働時間を減らしながら、提供できる価値を高めていきつつ、新たな価値提供ができる別の事業に投資したりしていこうと考えています。

まとめ

仕組み化や時間の使い方の具体的な手法の部分は、すでに実践されている方も多いのではないかと思います。

私がこの本で一番大きな気づきを与えていただいた部分は、「パーソナルキャピタル(自分資産)」という考え方です。

「資産を積み上げていくことで、より多くの成果を出せる」「働く時間を減らしながら、売上・収入を右肩上がりにしていくこともできる」と明確にイメージができた上、そのための新たな着想を得ました。

労力・時間1に対して成果1を上げる働き方を続けていても、なかなか楽になりません。

日々投入している労力や時間を1回きりの消費で終わらせず、パーソナル資産としてストックし積み上げていけるように、考え方や働き方を変えていきましょう。

それによって、1年後、5年後、10年後、年数を経るほどに、少ない時間・労力で十分大きな成果を出すことができます。

その結果、時間の余裕、お金の余裕、心の余裕が増えていき、時代や環境が変わっていっても、理想の生き方・過ごし方を実現することができるはずです。

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